映画と小説を愛でるブログ

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ボヘミアン・ラプソディー…★4.7


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引用元:http://www.foxmovies-jp.com/bohemianrhapsody/sp/

 

圧巻でした。

わたしはクイーン世代ではないですが、この時代に彼らの音楽と共に生きれた人たちの事がとても羨ましく思えました。

ラストのライブシーンで本当にライブに行っている気分になって、クイーンの音楽に心を掴まれて泣いてしまいました。

まだ胸がドキドキしていて、上手く伝えられないかもしれませんが思いをそのまま書きます。

 

 

感想・レビュー 

 

 

とにかくクイーンの音楽とライブに魂が震えました!!!

めっちゃくちゃカッコいいやん!!!!??

てなりました。

 

クイーンの曲はCMなどでよく聞く機会はありましたが、正直どんなバンドなのかよく知りませんでした。

 

最高にロックなバンド…!!

権力にも屈しない、自分達がやりたい音楽をやる!

という姿勢が最高にかっこいい。

こんなバンド日本にいるかなあ…

 

ボヘミアン・ラプソディーは今回初めて聞いて、映画を見終わった後MVを見ました。

フレディの美しいピアノと声、衝撃的な歌詞で始まって、予想できない曲調に変わっていき計6分ほどの楽曲でした。

 

これ作っちゃうクイーンは本当に天才だ…尋常じゃない…

 

本当にクイーンの曲はどれもぐっと心に入り込んでくる感じがします。

 

リードボーカルのフレディの魅力は圧倒的ですが、その他3人もとても魅力的だなあと映画を見ていて思いました。

 

クイーン4人の俳優全員かなり似てたなと思ったのですが、ギターのブライアン・メイは本人がタイムスリップして出演してるレベルで似てました

顔だけじゃなくてギター弾いてる姿も本当にめちゃくちゃ似てます。

 

 

今回の映画は制作を発表してから10年かかり今回の公演に至ったそうです。

クイーンのギター、ブライアンとドラムのロジャーが携わっていて、キャストやスタッフ、方向性なども練に練って進めていたよう。

 

演奏シーンの手元アップも演じている俳優たちのもので、楽器習得にかなり努力を費やしたというエピソードを聞きました。

 

メンバーにそっくりなのは彼らの努力の賜物なんですよね!すごい!!

 

ライブエイドのシーンも、かなり実際のライブに忠実に再現されています。

 

観客の多さにもですが、みな手を挙げて一緒にシンガロングしている場面は、なんだかこみ上げてくるものがありました

これ、映画上の演出ではなく、本当のライブでもまったく同じ盛り上がりなんです。

 

すごいですよね…!!!

 

 

こんな最高で最強のボーカル、フレディですが、最愛のパートナー、ジムと結ばれるまではかなり孤独な人生を歩んでいたように思います。

 

自分のルーツを好まず、両親とも距離を置き、最愛の人のはずだったメアリーは恋人が出来て、バンドのメンバーもそれぞれ家庭がある。

 

フレディのセクシャリティは恐らく両性愛だったのではと思うのですが、周りと違う事でさらに大きな孤独を背負い、誰か一人から愛し愛されることからは遠い所に身を置いていました。

 

もっと早くジムと出会えていたら、HIV感染もなかったかもしれない。

そしたら今でも生きてステージに立っていたかもしれない。

そう考えてしまいます。

 

そんなジムですが、フレディが亡くなった9年後に彼もまたこの世を去っています。

 

原因は肺がん。

 

彼はフレディと交際している時に受けた検査でHIV感染が認められたそうです。

しかしその事は最後までフレディに伝えることはしなかったそうです。

ジムは新薬を飲みエイズ発症は免れていたそうで、フレディもあと少し長く生きていれば新薬が飲めて生きられたのではないかともついつい考えてしまいますね…

 

亡くなって伝説になるよりも、生きて音楽を届け続けて欲しかったです。

 

ちなみにフレディは大の日本好きだったそうです。

日本語で歌っている曲があったり、自宅の庭に日本庭園や茶室を作っていたそう。

映画でも和服デザインの物を自宅で着用してます。

 

知れば知るほどクイーン、フレディ・マーキュリーに惹かれている自分がいます。

クイーンの音楽をきちんと知るきっかけになりました。大好きです。

これはもう絶対に映画館に行って体感してほしい。

わたしもまた見に行きます。

 

ありがとう、クイーン。

ありがとう、フレディ・マーキュリー

ありがとう、ボヘミアン・ラプソディ