クワイエット・プレイス…★3.8
ホラーを映画館で見るのが苦手で見るのを躊躇ってましたが、もうそろそろ上映期間が終わってしまうかなーと思って見に行ってきました。
ホラーというよりも、なんだろう…
音をたてることへのハラハラ感
のほうが強くて思ってたほどホラー要素はなかったです。安心。
感想・レビュー
ざっと言うと、
目は見えてないが聴力がはんぱない攻撃的な化け物がうろうろする街で家族がどう生きていくのか…??
という話です。
一家は手話でコミュニケーションを取っているのですが、理解力が足りないわたしはそれは化け物対策に覚えたのかなーと思ったのですが、
元々長女に聴力障害があって手話が使える一家だった
と後で他の方のレビューを見て気付きました。←遅い
なので長女の耳に付いていた補聴器のような器具はまさに補聴器だったようで。
お父さんが娘のために足りない部品をかき集めてなんとか補聴器の代わりを作ろうと改良していたのです。
わたしはその器具(補聴器)は、補聴器型をした怪物を倒す何らかの道具かと初めから思っていました。
つまり音波?音?が弱点だと分かったのは本当に偶然の産物で、
娘を思う父親の愛が家族を救った
ということですね。
なんせ最低限の会話が中心で話が進んでいくので全貌を把握することがわたしにはなかなか難しかったようです。
ただ、全てを通して感じたことは、
親の子供を思う愛の強さは凄い
ということ。
父親は自分の命をかけて娘を守りました。
息子には生きる術を教えるために「絶対守る」と約束して命をかけて森に連れていきました。
わたしが娘だったら父親にあんな態度を取ってしまって後々ものすごく後悔しただろうなあ…思春期ってああいうものかもしれないけど、気が付いたときにはもう父親はいないなんて辛いな。
ただ、見ていていくつか疑問はわきました。
あの怪物はどこから来た何者だったのか?
音が苦手で逃げ出したけど、また戻ってくるのでは?
怪物がいる街から逃げ出せなかったのか?それとも世界中にあいつらが?
音に反応するなら、地下とかに防音室みたいなものは作れなかったのか?
いっそ滝の裏側に穴を掘ってそこに暮らしてみては…?
などなど。
細かい設定が分からなかった分、ドキュメンタリーのようなリアリティはあったように思います。