僕のワンダフル・ライフ…★4.8
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この映画は去年映画館で見て号泣し、DVD化されるのを待ちに待っていた大切な作品です。
あらすじ
車の中で弱っていたところを少年イーサンに救われたレトリバー犬のベイリー。
二人はいつも一緒に生きてきた。それは大人になっても変わることなくいつだってお互いが一番の相棒だった。
しかし犬の寿命は人間より短い。イーサンのこれからを心配しながら、家族に看取られベイリーは犬生を終える。
その後、何度も別の犬として産まれ変わり、孤独の人の心を癒すベイリーだが、変わらずイーサンを愛し、いつもイーサンのことを思っていた。
そしてある犬生で、ふいに大人になったイーサンに巡りあったベイリーは彼の幸せのために動き出す。
とにかく犬達が愛しく愛らしい!
とにかく出てくる犬がどれも可愛い。
見た目も可愛くふわふわの毛に触れて抱っこしてみたい気分になりますし、
人間の言葉は話さなくても、きっとこんな風に考えてるのかもなと思ってしまう豊かな表情にも惹かれる。
そしてこの映画を見ていると、人間はいつも彼らに与えているようで
本当は喜びや癒し、幸せを与えてもらってばかり
ということにあらためて気付く。
ただひたすら好きでいてそばにいて、一番の友達でいてくれる。
映画に登場するどの犬たちも(実際はすべてベイリーの生まれ変わり)、常に飼い主である人間に理解を示し、共感し、寄り添おうとする。
そんな姿をあらためて客観的に見ていても
「彼らはなんて愛らしいんだろう」
そう思わずにいられない犬の魅力と、人間に対する信頼や無償の愛をしっかり表現している作品。
犬と暮らした経験があるならば、きっとこの映画はあなたとその犬の物語
それぞれの犬生で出会った人々の心情もしっかり描いていて、どこかでその人々に視聴者が共感できる部分ある。
「ああ、これはわたしと愛犬の物語なのでは」
見ながらいつの間にかそう思えてくるのが不思議。
犬が人と出会い共に生き、そして老いていき人間よりも先に旅立つ。
その過程を見るとその度にさまざまな感情になり涙してしまうのですが、
作中で一番感動したシーンは、やはり大人になったイーサンがバディはベイリーだと気が付いたあの場面。
若い頃に恋人と別れ夢を諦めベイリーを亡くし、
これからも孤独に生きるのだと覚悟していたイーサンの元に、遠い昔に無くした恋人と、人生の相棒であるベイリーが戻ってきた。
その喜びは計り知れないものだと感じ取れます。
イーサンに起きた奇跡のような出来事を見ながら、
人生何が起きるか分からない。前を見て、その時その時を楽しんで生きてみよう。
そんな思いに駆られました。
とにかく可愛い。愛しい。愛らしい。
何度も涙し、笑い、見終わってから愛犬を抱き締め愛を伝えたくなる作品でした。