オンリー・ザ・ブレイブ…★4.8
あらすじ
アメリカアリゾナ州に実在したホットショット部隊。隊員達は自分の仕事に誇りを持ち、家族や仲間との絆を大切にしながら職務を遂行していた。2013年に大規模の山火事が発生し、火を食い止めるために立ち向かった彼らの記録。
率直な感想
落ち着いてから整理して書こうと思っていたけど、今のこの気持ちを残しておきたい。
たった今映画を見終わって、この感情を綺麗な言葉にすることは難しい。
無念、悲しさ、尊敬、生きることと向き合うことの大切さ
薄っぺらな言葉では表したくない。
そんな思いに今包まれている。
生きていてほしかった。
きっとこの話がフィクションなら、全員が奇跡的に生還するのだろう。
だけどこの話は実話で、尊い19人の命が炎に奪われてしまった。
それぞれに家族がいて、まだ若くて、誰かを守るため、自分の仕事に誇りをもって生きていた人たち。
こんな出来事が起こっていたなんてわたしは知らなかった。住んでいる国は違うとしても、リアルタイムで知っているべき事実だったと思う。
そして今、自分が生きている意味を考え、生きている事への感謝をきちんと感じなければと思った。
エンドロールまできちんと見て欲しい
エンドロールの際に実際の隊員たちの写真が一人ずつ流れ、そこでこの話が事実で、隊員たちは実在する人物だったのだと改めて思い知る。
涙が止まらず、エンドロールが全て終わるまで席を立てなかった。
生き残った隊員が、生き残ってしまった罪悪感よりも今は彼らの仲間でいたことを誇りに思う、と語っていて
隊員になる事で自分の人生を取り戻し、残された今、彼が家族と幸せそうに生きていてくれてわたしまで救われた気分になった。
尊い。
とにかく尊く、勇敢。その言葉以外彼らを表す言葉が見つからない。
そんな存在の彼らを知ることができた作品だった。
見てよかった。