スマホを落としただけなのに…★4.0
引用元:http://www.sumaho-otoshita.jp/sp/
小説を読んだので映画も見に行ってきましたー!
小説にわりと忠実にストーリー展開していて、小説を読まずにいきなり映画を見ても楽しめるのではないかなと感じました。
感想・レビュー
前半は、普通の日常の中にちょこちょこ少しおかしなことがあるけどそんなの気にしないよくあること。みたいな空気で、簡単にスマホを落としたりなりすましアカウントとすんなり友達になったりしてます。
そこを敢えてさらっと描くことで、余計に闇と日常が隣り合わせであることが感じられました。
犯人を追う刑事に小説にはなかったバックグラウンドがあって、同じような境遇で片方は刑事になりもう片方は凶悪犯になる。
善も悪も紙一重で、何を選んでどう生きるかで結末はこんなにも違うということですね。
母親が幼少期の子供に与える影響ってものすごいもので、大人になってもその頃の母親との関係に悩まされている人も意外と多いと思います。
そういう意味ではこの犯人も被害者の部分もあるのかも…
いやそれでも、その怒りや思いが関係がない人たちに向かってしまうのは理解できませんし、理解できたらいけないのだと思います。
そして成田陵がはまり役すぎてめちゃくちゃ不気味でした。
もうイケメン俳優とは見れない気がしています。笑
犯人が映るシーンではあえて軽快な音楽を流したり、メリーゴーランドの前でナイフを振りかざしたり、対比を上手に使ってあってより犯人の狂気を感じたように思います。
そして田中圭の少しだめだけど優しくて誠実な男性感がすごくて、最近人気なのも分かる気がしました笑
映画も十分見ごたえがありました。
原作には映画で描かれていない麻美の微妙な心理や過去などもありますので、是非小説も読んでみてはいかがでしょうか(*^^*)