空母いぶき
全くなんの前情報もなく、原作も知らず、防衛権などに対する自分の考えも恥ずかしながら薄いまま見ました。
作中で、護衛艦はつゆきが攻撃されて燃える動画を見た国民が
SNSで「戦争始まるの?」と書き込んでいましたが
わたしもこの人たちと同じくらい、平和ボケしていて何も真剣に自分の国のことを考えれていないと反省しました。
ここに語るには本当に知識がなさすぎてどうしようもないので、ただ単純に見たまんまの感想を書きます。
感想・レビュー
とりあえず、俳優陣が豪華!!!
西島秀俊さんや佐々木蔵之介さん、佐藤浩市さん、市原隼人、玉木宏さんなどなど…(好きな俳優さんばっかり出て胸がときめきました)
ここには書ききれないくらい、名俳優で脇も固めている作品でした。
だからこそ2時間14分という長丁場もあっという間に感じられたのかも。
個人的に玉木宏さんの事が大好きなので、玉木さんが出ていることに気付いたときも喜びましたが(好きなのに知らなかった)
玉木さんが乗っているはつゆきが盾になって攻撃からいぶきを守る!ってなった時の玉木さんがかっこよすぎてさらに好きになりました。
て思っちゃうくらい、俳優さんの演技が映えていました。
まるで本当に自衛官として生きている人たちのように。
中井貴一さんが演じるコンビニの店長さんも、暖かみがあってなごみました。
地球には他国を乗っ取ろうとずるいことをする人たちがいたり、店長さんみたいに優しくて愛をみんなに与えられる人がいたり…
平和になるってそんなに難しいことなのかなあ。。なんて考えたり。
なんとなくですが、何も知らずに生きることがいかに幸せで、同時にいかに危険なことなのかをこの店長さんで表しているんじゃないかな?なんてことも考えました。
恥ずかしながら、
防衛すること
一歩止まることの難しさと大切さ
について、初めてきちんと考えるきっかけにもなりました。
攻撃したら戦闘、戦争になるから攻撃はよくない。戦争はいや。
でも向こうはガンガン攻撃してくるわけじゃないですか。
それを防衛だけで被害は抑えられるのか??
国としては正解でも、矢面に立っている自衛官の身が危険になるのではないか??
例え攻撃したとして、敵の命を奪った辛さを自衛官に背負わせるのはどうなんだろう…
戦争はいやだ。
でも、もし本当にこんな風に侵略行為を受けたとき、どうするのが正解なんだろう。
答えは出ません。
だけど、答えはでなくても考えることが大切なんだと思えました。
考えて考えて、考え続けること。
決して他人事なんかではなく、遠い未来でもなく、もしかしたら明日、いや今日同じことが現実に起こるかもしれないんだと。
わたしが見た映画館でこの映画を見ていたのは、原作ファン、もしくは自衛隊や防衛権について知識がありそうな方がほとんどを占めていたように思います。
出来ればわたしのようにこういった事に無知で無関心だった方々にも見て頂けたら、何かしらを考えるきっかけになるのではないかなと思った作品でした。