ワンス・アポン・ア・タイム・ハリウッド
https://eiga.com/amp/movie/89421/
大大大好きなレオナルド・ディカプリオが出ると聞いてからずっと楽しみにしてた作品!!
やっと見に行ってきましたーーー!!
事前にシャロンテート事件について知識を得て見る方が良いという感想をたくさん目にしてたので、しっかり事前に予習してから見に行きました。
感想・レビュー
とりあえず言わせてください。
いくつになってもやっぱりレオは格好良い…!!!
一時期かなり太って髭を長く伸ばしてる姿を見たときはめちゃくちゃショックでしたが、しっかり痩せて身なりを整えてスクリーンに戻ってきてくれて本当によかった。
そしてブラット・ピットがまためちゃくちゃ渋い大人の魅力に溢れまくってて、もうこの二人を眺められるだけで満足の161分…
そしてこの二人、本当に演技派俳優さんなので、見ている内に作品の中に引き込まれてまるで本当にこの二人が実在しているような感覚に陥ります。
この作品は、とにかくシャロンテートの事件について知っていることが大前提でした。
知らずに見てしまった方にはめちゃくちゃ退屈で意味分かんない作品に感じられたかも…
現実では悲劇の女優として世に知られていると思いますが、作品の中のシャロンはとても生き生きしていて、美しくて、魅力に溢れる女性でした。
女優としても母親としても、これからの未来にワクワクしながら日々を過ごしていてとてもキラキラしていました。
現実とは違い、映画の中ではマンソンファミリーの一味はレオやブラピが演じるリックとクリフ、そしてワンちゃんに反撃されて命を落とすもしくは重傷となり警察に捕まります。
その反撃シーンもちょっと笑っちゃったんですけど
とりあえずクリフがめちゃくちゃ強い。
スタントマンだから当然でしょうが、とにかく強い。圧倒的。
そしてクリフのペットのワンちゃんがこれまた強い。
あんなに可愛かったのにいやめっちゃ凶暴やん笑てなりました。
そして最後はリックが火炎放射機を持ってきて敵を焼いてしまって
笑い事じゃないけど笑いました。
ダイナミックすぎる笑
シャロンは無事に生き延びて、現実には迎えられなかった事件後の未来を映画の中では迎えることができました。
その姿になんとなく胸がすーっとするような気分に。
もちろん現実は変わりませんが、作品の中でシャロンは救われたんです。
なぜかそれが何かの救いになるような感覚に襲われながらエンドロールを眺めました。
本当はこんな未来が彼女にはあったんだよなあ…
と思うと同時に
本当になんなのマンソンファミリーって…!!!
と憤りはもちろんあります。
彼女が作品内で生き生きと描かれていたからこそ、より生身の人間であったことを感じさせられて、事件の悲惨さと理不尽さ、彼女のあったはずの未来を考える機会を得ることができました。
あとこの映画の魅力といえば
1960年代のハリウッドを感じられること!!
だと思います。
当時のスターもちらほら出てきます!
スティーヴ・マックイーンやブルース・リーは気が付きました!
その他にもちらほら出ているようです。
分かる方が羨ましい…
服装も車も街並みも当時を正確に再現していたように思います。
60年代の映画はわたしの映画の師匠がたくさん教えてくれたので有名なのは結構見ていて
あーこんな世界であの映画は作られたのかなあ
なんて考えたりもして。
それにしてもこの頃のスターの家ってあまりに無防備ですよね(・・;)
警備員もいないし玄関先まで普通に入れちゃう…今じゃありえない。
あと余談ですが、映画を見終わって改めて事件の事や登場人物のことを調べていたら
シャロンの夫だったロマン・ポランスキー監督の性的暴行の話を知って非常に驚きショックを受けました。
事件がそうさせてしまったのか、初めから素質はあったのか…
見終わってから得た知識もたくさんあるので、もう一回映画館で見たいなあと思える作品です。